看取りについて 介護老人福祉施設/特別養護老人ホーム 西砂ホーム
終末期を迎えられた入所者様が『終の棲家』として安心・安楽に過ごして頂けるよう緩和ケアを行います。介護・看護の連携に加えて、専門の医療スタッフが充実した終末医療をサポートいたします。
- 専属ドクターとの連携
- 西砂ホームでは、「あきる台病院」の西木俊一先生を専属医として入所者様の定期的な検診を行っております。
- あきる台病院（外部サイトにリンクします）
看取りケアへの想い ～心を磨く種～
西砂ホームで看取りケアを担当するスタッフは、多くのご利用者の最期を看取らせて頂いた経験を持つ者から、初めて息を引きとられる場面に立ち会う新人までさまざまですが、限りある人の命に関わる「看取りケア」という仕事は一度きり。「やり直し」がききません。
看取られる方は、死に逝くことに人生の全てを凝縮します。看取りケアを担当するということは、心も技も、自分の持つ全ての能力で看取りを受ける方と向き合い、寄り添い、悔いなく、真摯な対応が求められます。
高齢者の中には、家族に看取りを任せると大きな負担をかけることになるので、施設にお願いしたいと思う人もいるでしょうし、家族にしても、自ら看取りケアをしたい気持ちはやまやまであっても、自分たちで行うには解決しなければならない課題が多すぎて、やむを得ないという思いから施設における看取りケアを選択するという事になっているのではないでしょうか。
看取りケアでは、死に逝く人から学ぶことが多くあります。ですがその学びは、「心を磨く種」がないと上手くいきません、資質を磨き、能力を向上させるために、困ったことや課題は直し、慢性化している固定的、硬直的なものの見方や考え方を是正することが必要です。
施設の全ての職員は、利用者様の人間としての尊厳を敬い、安らかな死を迎えることができるように、また、ご家族の心理状態にも配慮し、納得していただけるように支援に努めなければいけません。
死と向き合う事で生を見つめ、精一杯時を過ごすその生き様から、命の尊さを日々学ばせて頂いている事を忘れずに、この人なら側にいてほしい、この人にケアをしてもらいたい、そういう信頼関係を構築し、最後まで生きることを支え、寄り添うことができる人となれるよう努めていかなければならないと思っています。
